なんだか無性に、まったく関係ない日常の一コマを書きたくなる


俺「カレイドスターが見たい……」
知「またですか。今月に入って、それ、何度目ですか?」
俺「六回目」
知「そ、そんなに……だったら、さっさと取り寄せて見ればいいじゃないですか」
俺「借りても、忙しくて見れない。ていうか、他に優先度が高い作品が積み重なってる」
知「じゃあ、あきらめてください」
俺「う、ひでぇ。でも、見たい。ぶっちゃけ、極めて特殊な手段を使ってでも。げへへ」
知「あんた、最低だ。今、この瞬間、あなたは社会に生きる人間として終わりました」
俺「うるさいなぁ。だって、見たいんだよー!」
知「やれやれ。しゃーないすね……」
 外へ出て行く知人。車が走っていく音。
 十分後。帰ってくる。
俺「おかえり」
知「はい。これ」
俺「ん? ……お、おお、おおお! ぜ、全話そろってるー!? お、お前は、すばらしい。まるで後光が差しているようじゃないか」
知「あんまりにもかわいそうなので、貸してあげます」
俺「ありがとう。さっそく見るわ」
知「あんた、今さっき、他にプライオリティ高いアニメあるとか言ってなかったか?」
俺「いーから、いーから」
 見る。
俺「ああ、おもしろい。癒される」
 見る。
俺「すばらしい。まったくすばらしい」
 唐突に画面が切り替わる。
俺「ん?」
 白黒で、手術台の上で宇宙人らしきものが解体されて……(マジグロい)
 すぐそばで爆笑。知り合い大笑い。
俺「ナニ、コレ?」
知「宇宙人の解体シーンを混ぜてみました。てへっ☆」
俺「てめえ! またこんな……こんな漫画みたいないたずらしやがって! 前に、すばらしい青春映画だっつって「ドニー・ダーコ』見せて本気でヘコんだときみたいに、オレを欝で殺す気か!? 殺す気なんだな!? だったら、殺す! ただちに殺す!」
知「いやー、それ。友達が持ってた映像データ。頼まれてノンリニア編集したついでに、そこらじゅうのアニメのカット混ぜてやったんですよね。しかし……いやー、ここまでショックをウケるとは……人間って本当におもしろいですねっ!」
俺「死ね。ただちに豆腐の角に頭ぶつけて死ねっ」





 そんな日常(すでにこの時点で40時間寝ていない)