2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

 少女セクト(著者:玄鉄絢)をもらって、読む。

なるほど。これは見事な百合だと思った。 基本的に同性愛は、「(広義の)社会から見たら異端の自分ってのは、なんすかね?」っていう疑問から出発する物語だと僕は解釈していて、例えば、三島由紀夫の同性愛を取り扱った作品は社会的堕落に反して、精神の特…

NHK「立花隆が探るサイボーグの衝撃 」について

押井守が出ていたので、録画して見ました。 以下、一緒に見ていた知り合いとの会話を抜粋。 「義体って言葉を作ったのは押井守ではない」 「つーか、攻殻機動隊は漫画が原作だってことを完璧にシカトしてるよな」 「このへん誰か、ゼミ生でもいいから彼に指…

この素晴らしきキチガイどもに

耳は指か、或いはドラえもんによろしく - ファッキンガム殺人事件 - ファック文芸部 優雅なレイセイが最高の復讐である - ファッキンガム殺人事件 - ファック文芸部 ファック文学部の描く拷問三部作のうち二編。 これに関しては、三部作が終わった時点で語り…

 ラーゼフォン 時間調律師 (著者:神林長平) を読む

傑作。これはすごい。 ループしてデジタル(代替可能の存在)化してしまった魂の在り処を探る話だと解釈しました。 似たようなシミュエート時空を舞台にした「ノエイン」が、シミュレートした側から見れば過去の存在はデジタル存在なのだが、結局のところ、…

 大神をさわりだけ。

買いました。まだ二時間ぐらい。ゼルダっぽいと思った。とても楽し。 神話的考証はどうでもいいと見せかけておいて、随所で、大神=犬=人間の伴侶の神話的構図が見えるのがおもしろい。 なぜ犬が人間を必死でかばうのか? と考え出すとロボットの悲哀を感じ…

 知り合いと「検索山崩し」で遊ぶ。

仕事の関係でメールでやり取りする中に、「殿中でござる!(意:どうせ暇だから検索山崩して遊ぼうぜ)」という催促が来る。 「とぼけまいぞ(意:了承)」と返事をおくる。 特別ルールとして 放送禁止用語は使わない。なぜなら、絶対にイメージ検索のほうに…

 今月のシグルイ

あいかわらず山口先生はガチだなと思いました。ゴンちゃんをそのまんま牛として描くなんて、確かにそれは誰しもが思っていることだけど、当人を前にして言ってはいけないこと、みたいな禁忌感があったのに、それを自身で破るとは。 後、親心満載の虎眼先生の…

 ウルトラジャンプ五月号を読む

SBR はやっ。合流すんのはやっ。もうちょっと引っ張ると思ったのになー ティム、再登場で即死亡。早くも今年度のかませ・オブ・ジ・イヤーに輝く勢いです いつの間にかジョニィがすっかり主人公のポジションなんだなあと思った。 天上天下 最初、大阪城編が…

 ネギまとオレとお前とエローい。

前書き(物語構造としてのネギまについてのおさらい) 魔法先生ネギま! は言うまでもなく週刊少年マガジンに連載中の、赤松健の描く人気漫画の名である。 ネギま! の人気の要件をこれまで培われてきたネギま研究によって簡単に羅列すると以下のようになる…

 小学館抗争編 ガガガ文庫を突貫せよ!

前書き 我、通信網ニ潜ム闇ヨリ入電ヲ受ケル 其ノ内容ハ以下ノ如シ「ケン、それは机ですか?(お前、これ知ってる? の意)」 我、返信ス「いいえ。それはトムです(名前だけはちらほら。の意)」 数度ノ電信文ヲ交ワス。「トムはガガガ文庫に興味があります…

 卑怯な爆弾たち

出張先で、「びんちょうタン」がやっていてちょっと興味をひかれたので資料をめくる手をとめて、見てみた。 五分で死ぬかと思った。痛々しすぎて見ていられない。 もう許して。思わずテレビの電源を落として、再度、資料に目を落とす。 僕は勝気な女の子が傲…

 涼宮ハルヒの憂鬱(原作)の挿絵を見て

あ、なんか見たことあるなあと思ったら、灼眼のシャナと同じイラストレーターだったのかーと知りました。道理で妙な既視感があるはずだ。 原作は買おうと思って、仕事が終わってから九時ごろ、閉店間際の書店に赴き、探してみたんですが見つからなかった。 …

 SAMURAI7 第一話を見る。

「ああ、GONZOだね。これはいいGONZOだ」 「どこまでもゴンゾですよね。ロボットががっちゃんがっちゃん動いているところで、テロップ『黒澤明』。天然なのか悪意たっぷりなのか判断つかないところがあいかわらず恐ろしい」 「バジリスクのときもそうだった…

 涼宮ハルヒの憂鬱 第二話を見る

頭のおかしいアニメーションなんだと思いました。いい意味でも悪い意味でも話題になるのも当然かなーと。 原作未読なんですが、前評判では「主人公の自分語りがウゼー」とか「ヒロインがわがままでキモイ」とネガティブな意見があって、それだけでかなり苦し…

 いくつか

シュバリエ 古橋一浩が監督で制作がプロダクションI.Gで脚本が冲方丁という奇跡のコラボレーション。数年ぶりにDVD全巻揃えると思われる。 予告ムービーを見て、手に持った剣を一瞬、視線に寄せて光を反射させるカットで「る、るろうに剣心追憶編ーー!!?…

 雷轟(著者:押井守)を読む。

ま、ま、またかぁーーーー!? と、ならんかったんが残念です。割と普通の飛行機の話でした。一心不乱の長台詞をわりかし期待してたんですが。まあ、いいけど。押井監督もいい加減、年だしね。還暦迎えてたっけ。 本編よりも解説の方が長くて、しかもおもし…

 交響詩篇エウレカセブン・総括

「エウレカセブンは何故、観るものを悩ませるのか?」 序文 エウレカセブンを一年間目に通した人たちは最終回が終わって、たいてい思うわけです。「え? これで終わりなの?」 ゲッコーステーツのメンツはどーなったのよ? セカンド・サマー・オブ・ラブって…

交響詩篇エウレカセブン 最終話を見る

言いたいことがありすぎて、まとまらないので箇条書き。 色々投げっぱなしたような終わり方でも全然問題ないと感じるのは恐らくスーパーロボット遺伝子が受け継がれているから。 ラブラブ天波石鷲拳ーーー!! 月にLOVE☆ チャイナさーーん!! ここにき…