涼宮ハルヒの憂鬱 第二話を見る

 頭のおかしいアニメーションなんだと思いました。いい意味でも悪い意味でも話題になるのも当然かなーと。
 原作未読なんですが、前評判では「主人公の自分語りがウゼー」とか「ヒロインがわがままでキモイ」とネガティブな意見があって、それだけでかなり苦しくなりそうな要素が満載だったんですが、別段そんなこともなく見れました。
 この話を見た限りだと要するに「はちゃめちゃなヒロインにふりまわされる口先ばっかりのダメ男の物語」ということで「猟奇的な彼女」みたいなものかと思いました。
 一話は見れてません。見たかったんだけど、普通に忘れてた。期待しながらDVD待ち。

 OPの最初のハルヒの歩き方で、彼女の実に自侭な性格を端的に現したかのような、ものすごく急ぎ足で歩いているシーンから入ってきて「うわ、これはすごい!」と思いました。巨乳ちゃんとかの動作なんかも見てて、全体の動作でキャラクタを紹介するなんて信じられない気分でした。

 それからEDの最後の辺りでハルヒたちが膝を折ろうとする瞬間、カメラが下がるのもすごくいい。ぐっと目線を下げることで力強さが見事に強調させています。
 この辺りは、本編での階段でキョンハルヒが話し合うシーンの終わりにハルヒが階段を降りていくところで絶妙な遠近感を表していたのと同じですね。アニメの中での写実がギャップを生み出していて、抜群の効果を放っています。

 細かい動作にいたってはもはや異常です。指の動きとかはアニメ文法から逸脱しすぎていて、見てて気持ち悪くなります。京アニスタッフは狂ってると思いました。