いくつか
- シュバリエ
古橋一浩が監督で制作がプロダクションI.Gで脚本が冲方丁という奇跡のコラボレーション。数年ぶりにDVD全巻揃えると思われる。
予告ムービーを見て、手に持った剣を一瞬、視線に寄せて光を反射させるカットで「る、るろうに剣心追憶編ーー!!?」と飛び跳ねました。
今さら見ました。
「おれを惑星アクアに連れて行ってくれええええええ!!」
「地球はもういやだああああ! 日本にはもう住みたくねええ!! オレは、オレはネオ・ヴェネチアに行って、入水自殺するううううう!!」
と、心に闇を抱えた人たちのあまりに凄惨な断末魔の叫びを轟かせる恐るべき虐殺アニメ。
僕の知り合いもすでに三人、殺られています。ダイイングメッセージは「もえ うま」
完璧な性善説によって導かれたシャンバラが、選ばれたものだけしか行けない理由がこのアニメを見ているとよく分かります。心に闇をもったものは薙ぎ払われますからね。
その意味で、「理想郷ガイド」というコンセプトはまったくの正解だと思えます。
DVD最終巻を見ました。結局、ゆりえは何の神さまだったのか……どっかでフォローされるのかなあ。
アニメにおける物語が日常化する作品から、日常が物語化する話のはしりと考えます。
倉田英之脚本の「ガン×ソード」に関しては、来週ぐらいにまとまった文章を書こうかと思います。