2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 実際はこうなるだろう「スカイ・クロラ」。そして果たして、オタクは決断主義の現実をどう眺めるか?

映画化公開ということで、スカイ・クロラシリーズを通して読んでます。そうすると、ぽつぽつ浮かび上がってくる考えがあるので、ダダ書きの羅列のメモ書き。 スカイ・クロラは実の所、まっとうな作品になると思う。 脚本家が女性であることや私生活をおおっ…

 多分、こうなる押井守の「スカイ・クロラ」

おめでとうございます。正式発表。 インタビューを聞く限り、最近の監督はどうにかしてしまったのではないかという不安(「女立喰師」とか作ってる本人以外は誰も喜ばない作品を作ってたし)があるのと、逆に「近年、あそこまで突き抜けた以上、『もう飽きた…

 「ジャバウォッキー」(著:久正人) 1,2巻 を読む

煽り文句は「ダヴィンチ・コード meets ジュラシックパーク」 しかし、その実体は「マイク・ミニョーラ meets アラン・ムーア」 故に極上。 まさか日本でマイク・ミニョーラが読めるとは思いもしませんでした。 陰影の深いきっちりデフォルメされたキャラク…

 「300」を読む。

300 唸るぜ、フランク・ミラーの浪花節。 いちいちコマの立ち回りがカッコイイんだ、これが。 キャラクターをコマにあてはめるのでなく、コマをキャラクターにあてはめることで伸び伸びとした作劇が成立してる。描き方が「バットマン・ダークナイトリターン…

 続・ガガガ文庫 雑感。

自分でもまったき予想外の方向に転がっていった前エントリーですが、いくつか気になった作品は読みましたよ。ということで、感想羅列。 武林クロスロード 爆笑。 「深見真はハナからロックだ。レズに腹筋を付け足せば、それは深見真だ。ゆえに、レズに腹筋を…

 「フラワーオブライフ」四巻を読んで、ゼロ年代を想像する。

最終巻 を読んだ。おもしろかたです。 んで、 (http://d.hatena.ne.jp/otokinoki/20070531/1180589181) を見た。 この作品がゼロ年代の「決断」主義なら、全然「サバイブ」してねーじゃん、と思います。「サバイブ」ってもっとシビアなんじゃねーの? とい…

 ガガガ文庫 雑感。

あらすじ 国内大手組織「小学館」若頭「名前は知らない」の謀略により、侵すべからずの「沈黙の掟(オメルタ)」は破られた。 すなわち、タカモノ(ライトノベル業界)への参入である。 本来ならば、タカモノの仕切りは、富士見、電撃、スニーカーを中核とし…