多分、こうなる押井守の「スカイ・クロラ」

  • おめでとうございます。正式発表。
    • インタビューを聞く限り、最近の監督はどうにかしてしまったのではないかという不安(「女立喰師」とか作ってる本人以外は誰も喜ばない作品を作ってたし)があるのと、逆に「近年、あそこまで突き抜けた以上、『もう飽きた』といって、まっとうな作品を作ってくれるだろう」という期待感がまぜこぜになる。
  • 以下、作品内容を予想。
  • 主人公は意外と独白少なめ。
  • ヒロインの「クサナギ」はちょっとロリが入った少佐顔。
  • ミズキ登場するもいかにも人形然としたただずまい、ヒロインの子育て葛藤独白。人形・愛再び。
  • レシプロが3Dバリバリの空中戦で観客、マジ酔い。
    • →後日語る。「あれで飛行機に乗るってことがどれだけ大変か伝えたかった」「宮さんの飛行機は所詮、ファンタジー
  • ここぞとばかりに差し込まれる青空に舞う鳥(現実世界で)と水の上で泳ぐ魚(夢世界で)のシーン。
  • 異常にひっそりとしてBGMが少ない。
    • →これで「培ってきた演出技法の封じて」という公約を守ったという言い訳が後日に・・・
  • ラストは「人狼

  
 もー、これしか思い浮かばねえよ。ってっか、絶対こんな感じになるって。
 全体的に劇場版「BLOOD」みたいな暗い色調でさー、人物もなんか灰色っぽいの。で、フランス映画みたく物をナメて、遠め遠めに人物を配置して、むずかしい構図で西尾絵なわけ。んで、エフェクトがすごいのね。飛行機の爆発とか着水した水しぶきとか。そこは物凄く美しいの。どう見ても環境映画です。本当に眠たくなりました。
 海外で絶賛されて、国内ではまた「むずかしー」。でも、サブカル的にもアリな感じで消費されるわけ。んで、宇野常寛あたりがお得意の(笑)で「近年の押井守は色気づいていて、アリ」とか濡れ場のシーンを取り上げて、「あのけだるさがいいよね」とかちょいイタなセンスで座談会を繰り広げるわけ。

 もー、こんなん何年も続いた流れすぎるので、どうか押井守監督にはすげーものをもってきていい意味で、オレらを裏切ってほしいです。マジでマジで。