『涼宮ハルヒの憂鬱』に見るyoutube 問題
よつべ「ただの映像には興味ありません。この中にアニメ、おもしろ映像、MAD、PVがあったら、あたしのところに来なさい。以上」
権利者「な、なんなんですか? こ、ここどこですか? な、なんで私たちの著作物がアップされてるんですか?」
グレーなひとたち「キターーーー!(12話の谷口の顔で)」
権利者「み、見ないでぇ〜」
グレーなひとたち「うん、それ無理」
権利者「無料の材料をアップしただけなのに、こんだけ客が集まるんだからもう大損だよっ! (乾いた)笑いが止まんないねっ」
勘違いしてしまった権利者「バブリックドメインyoutubeを敵性と判定。当該対象を含む一切の情報連結解除を申請する」
よつべから消去。
コンテンツ「私が消えても、代わりはいるもの……」
以下、個人的な雑感。
個人的に、youtubeのコンテンツをリンクするのは(それ自体は違法ではないとは言え)見ていて感心しないなーと思ったり。
youtubeというメディアが、皆でわいわい騒げる縁日のような空間であると思うんですが、ありていに言って、youtubeに陳列してる商品はほとんど、どっかからパチってきたもんですぜ?
イカサマなテキ屋のクジの仕組みを知って怒り狂うあなたが、なぜにパチってきた商品で喜びますか? 気持ち悪くないの?
と、言ったところで安いユーザーには届かないんですよね。どうやったって。
ノーリスクで手に入るものがあるなら、やっちゃうのが人の性。
タダでタコヤキ食えるなら、誰だって店の前に並ぶでしょ? ガメツイ人なら、何回も同じところで並んじゃうでしょ?
こういう心理が恐らく、(限りなくセキュアな)p2p伝送ツールへの怒りの源泉なんだろうなーと思うんですよね。
違法行為を違法行為と見ずにへらへら笑ってる無自覚な犯罪者への憤りつーか。
つーか、可哀想なのは権利者。
あのねー、オレほんとありえないなって思うのは、「ハルヒはいい作品ですよね?」とか言っちゃってるサイトがyoutubu誘導でアフィリエイトベタベタやってるの。
お前それ、絶対にオノレのことしか考えてないやんけーーーー!
爆笑しました。だっせー。最高にダサイです。
やっぱアレだなー。こういうのに有効なのは、村八分の計だよ。ネット社会自体は社会なんてモンじゃないんだから、これは効くと思うけどなー。
悪意と悪意と悪意で構成されたネット五人組を構築。
2chのエグいスレみたいなコミュニティで足の引っ張り合いをすることで、ヘタレを弾圧。粛清。灰も遺さない違法行為への言論統制、後に歴史家たちはこの時代を「灰色時代」と呼んだ……。