機動戦士ガンダム0083 を見る。
- 感想
- 腹がよじれるほどおもしろかったです。製作者における「ジオン・愛」がすごすぎて。後、出てくる兵器が変態的でよろしいです。
- その意味においてガンダムSEEDのダメなところは、脚本でもキャラでも監督でもなく、兵器なんですよ!
- 現在放映中のデスティニーにしてもそうですが、全体的にデザインがいい子ちゃんすぎる! ガンダム総出とか、ザクやグフ、ドムじゃダメなんですよ! 過去からずーっと存在する、人気がある形状をした兵器なんて、おもしろくないんです!
- 仮にMSがそうでなけりゃいけなかったとしても、ですよ。CIWSなんて現実的なものを投入したからには、それに対抗するなにか! なにかのバカ兵器を導入するべきだったんです。
- ロボットアニメってのはそういうものなんですよ。既存のシステムを劇中においては根底からひっくりかえしちまうような、そういう「おっと、やりすぎちまった。まさかガトリング胞のバレル熱量に反応するミサイルを作っちまうなんて」っていうような頭の悪い妄想力が足りていない。
- つまり、現在のガンダムには「ほほぅ! こいつはすげえ! バカだ! バカが隊列組んで行進してやがるぜ! ひゃっほーい!」っていうのが、ないんですね。パッションが感じられない。そこは大きな問題です。
後、一部のガンダム好きには大不評らしいヒロインはその嫌われる理由が分からんでもないですが、多分、あのキャラは富野御大の持ち味の一つである「嫌な女」を第三者が解釈した結果、生まれたものなのであんまり気にしないほうがいいと思います。
ガンダムにおける世の中は悪女でまわっていますからね。セイラさん然り、ベルトチカさん然り、カテジナさん然り、ニナだってその系譜なのです。
もちろん、ラクスだってそうだと思いますよ。ある意味、超越種的悪女です。あのキャラは。製作者側にその自覚がないだけ数段タチわるいです。