エロゲー「最果てのイマ」プレイ中
いろいろひと段落したので、合間をぬってちょくちょく進めてます。
この作品のライター、田中ロミオ氏は三人称文体に変わってから、男中島梓な文体というか純文風味のナルシズムに満ちてフェティッシュな文章を書くようになっており(前作は体験版しかやってませんが)、そうして綴られる地の文がいかにもエロゲな軽妙な会話部分とのはげしい落差を引き起こしていて、いまいち好きではないです。
さて。
- プレイ三時間ぐらい。
- 始まって早速、もうすでにクロスチャンネルの匂いがします。あいかわらず主人公はメタコミュニーケション野郎だし。
- ただ、変わったなあ。と思うのは、クロチャンの主人公とは違い、今回の主人公は、メタコミュならではの人間関係をロジカルな関係式に当てはめて、それに準じて活動する道化だとか「スイッチが入ったら非人間」ではなさそうなところ。そこから一歩、脱却した「すでに人間」状態から物語が始まっているみたいなので、そこはまあ、興味深い。テーマ的にはクロチャンの続きっぽいですね。
プレイ時間長そうな予感。いちいち丁寧というか。前情報をオールカットして始めているので、わかりませんが。
しかし、時折与えられる情報が妙にSFチックというか、激しく最終兵器彼女の匂い(あれを始めて読んだ時は狂ったように腹をかかえて笑った)がするので、一度、作中の登場人物における世界観そのものがひっくり返るようなドンデン返しがあって(予想ではロリ少女が実は……か、主人公が唐突に世界の敵と戦いはじめる)、なんだかんだで物語そのものにはオチつかずか、ジャンプの打ち切り漫画並みのハードランディングするのではないかと勝手に思ってます。
プレイ時間は15,6時間ぐらいだろうか。
当たったら、褒めて褒めて!