最果てのイマを攻略完了。

 所要時間、二十時間程度。
 自分の予想がまあまあ当たってたのでそこは満足する。思ったより、キレイにまとまっていたので、その点びっくりする。
 途中がムチャクチャだったのに、なんだかんだで終わってイイ感じな余韻があるのは、さすが田中ロミオというところか。やはり彼もまた一定以上の筆力のある作者のみに付与される特殊能力「なんだか知らんが、とにかくよし!」の持ち主であった……


 後、資料読みのリサイクルっぷりには笑いました。ガンに関する話とか、DIPTに関するネタとか。無駄がないなァと。
 特にドラッグとジャンキーの話は次回作にも絶対登場するんでしょうね。ていうか、同時進行してたせいなんだろう。フリークスと都市伝説のくだりは明らかに「別作品で思いついちゃったけど、使えないネタ、こっちで使っとくかー」というノリだと思います。猟奇殺人事件が全体として明らかに浮いている理由は多分、そんなとこじゃないでしょうか。
 そんな資料の読みの無駄のなさが透けて見えたのは割とふつうに笑いました。


 以上、ざっぱな感想、おしまい。
 以下、その余韻を駆って、所感などを。


※ネタバレを含みます。ご用心。