シグルイを立ち読む。

 本編よりも今月に限り、メタルベインに言及したいと思います。
 鉄の人であらせられる山口貴由殿は、まさに飢えておられたのであります。固体としての鉄、合金鉄である鋼を求めておられた!(詳しくはhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8B%BCを見られませい) シグルイは殴ったり斬ったり突いた結果としてあるのは、所詮、肉の断末魔のみにすぎず、ゆえに鉄は血のみにすぎなかった。
 そんなものが自他共に超ド級の「クロガネーゼ」と認められし先生にはまるで足りなかった。ゆえに、メタルベイン、あのテカテカと光るメカなのだ! 原理も不明。理屈も不要。それはSF者にあるまじき行為であるが、自己を狂気に追い込むことを前提に、それは成立する! ごく稀に異端的にではあるが、「やりたいことやった者勝ち」が無条件に肯定されることがある! それがメタルベインだ!