太陽の簒奪者(著:野尻抱介)

 この作品というか、作者、野尻抱介氏はいままで意図的に避けてきたSF作家でした。
 この人の持ち味は宇宙。そして宇宙。とにかく宇宙。
 と、完全に的を絞ったネタと非常に読みやすい平易な文章でかかってくるので、同じ日本のSF作家でもわりと色々やっている神林長平氏とは違い、一歩踏み違えると、どっぷりハマってしまうかもしれないと危惧していました。
 そうなってなにかのネタにもできず、ただ絶賛しかできない、というのはなんだかシャクなので、これまで読んできませんでした。
 で、まあ、読み終えたんですが、やはりおもしろかったです。
 展開やガジェット、オチまで。つまり、骨の髄までおもしろくて、むさぼり読んで、二時間ぐらいで読み終えました。


 なんか、こう、もっと、その、おもしろいコメントとか考えてたんですけど、なにも思いつきません。コメントがとくに思いつかないときはここに書かない方針だったのですが、とにかくおもしろい、ということだけは書き残しておきたいので、ダイアリに書いておきます。
 クレギオンシリーズとかにもそのうち手を染めると思います。