鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 を見る。

  • アニメ版の方は飛び飛びで見てました。劇場版は完結編っていうことだったのでずっと先送りしてきたんですが、こないだDVDもらったので、せっかくなので見ました。
  • 絵はアニメ版の高品質レベルでずーっと動いていたのがすごい。後、なによりも彩色。空気の違いを色で出すっていうのはかなりおもしろかった。
  • 内容に関しては、細かい設定とか全然知らないのでなんとも言えないんですが、とりあえずアバンからOPまでがすごくよく出来てたなあと。ハガレンという世界をきっちり説明していて、否応なく脚本に期待がかかりました。
  • 原作の中にあった「一にして全、全にして一」っていう一元主義のめちゃくちゃ抽象的な概念を「人と人とのかかわりあい」の中で「世界とは世界として存在するのではなくて、そこにいる人々こそが世界である=(例えば、エッカルトの「異世界の人間はそれが人間であったとしてもバケモノだ」と言ってるところやエドのラストの主張とか)」っていうものすごく実直な主張にしていたのが好感をもてました。後は、おそらく尺の都合で色々ぶっ飛ばしているのが残念だったぐらいです。ホムンクルスの顛末や軍サイドの話がファンサービスの域を超えてないところとか。でも、おもしろかったです。