一度は言ってみたいカッコイイ言葉。
ある時、
「高級言語っていう概念を考えた。プログラム言語じゃないやつ」と友人。
「すなわち、カタカナを使うオトナ語よりももうちょっと高尚に見える言葉である」と。
「牽強付会じゃないかね?」
結論から話す相手の説明を一言でばっさり切り捨てるときに使ってみたい。
「それは悪魔の証明だろ」
言ってみたい言葉オールタイムベスト3に食い込む言葉。ソース元の信憑性を争っているときにポロっとこぼしてみたい。
「論理のすり替えはやめてくれないかな」
自分を上位に引き立てる最高の言葉。相手が本筋から脱線した瞬間にさらっと放つ。まるでコミュニケーションの距離を奪うような一撃。
基本的には、相手に斬り込んでいく言葉が多いのかな? という話に。
しかし、ふつーに生きていく分には絶対に使わない言葉だよなあ。
ということで、酒を飲みながら、
「オレさー、こないだ彼女にフラれちゃってさー、やっぱり仕事が忙しいからって連絡を一ヶ月もとらなかったのがまずかったんだろうなあ」
「それは牽強付会だ。だいたい、彼女がお前のことを好きだったという証拠がないんじゃないか? だからきっと俺のことが好きだったのさ」
「悪魔の証明だ。そりゃ。しかも論理のすり替えだ」
その後、十分ぐらい「ケンキョーフカイ」「アクマノショーメー」「ロンリノスリカエ」と連呼して、飽きてしまうまで遊びました。
「ところで、同じ言葉を何度も言ってると意味がボヤけるよな」
「ゲシュタルト崩壊するからじゃない?」
「出た。出ました。オトナ語だーーー!」
「がはは」
「がはは」
などと。