雑記。

十人ぐらいクリアしたところで飽きました。グランド・セフト・オートのときもそうだったし、前回もそうだったんですが、このてのバカゲーは一定の「おもしろライン」が透けて見えると、急速にダレますね。
 食い足らないというより食い飽きた。
 こうなったゲームは不幸で、もうどうやったってやる気がでない。知り合いに貸すか、売ろうかしらん。

 あいかわらずステキです。主人公。どれだけ超人なんだろう。こいつを陥れるためには、「柳生忍法帖」における柳生十兵衛と同じで、肉体的超人だから、精神的に苦しめるしかない、とした発想は正しい。それでこその逆境。それでこその盛り上がりです。
 この辺りは、ゴルフ漫画の「風の大地」の沖田があまりにもムテキ超人化してしまったので、足首のケガという肉体的ハンデを負わせるしかなかったのと同じですね。人間は逆境を乗り越えてこそ、人間となるのですよ。
 もちろん、その逆境を内部に設けるか、外部に設けるか、で、ストーリー的な好みの幅もできます。ぼくとしては、当然、外部に「敵」がいて、悪逆非道、畜生道であるならば、なおよし! 山田風太郎は素晴らしい! です。


 然るに、戦国BASARAをプレイしていて感じる空しさは、「最初からチョームテキ。だから、よっぽどなにか起こらない限り、死ねないわーー! ズルしてムテキモードだし」というヘルシングアーカード的悲劇です。
 不死者の悲哀というか。生きてる感覚を引き伸ばしてる苦痛というか。ゲームプレイヤーなんて苦しめてほしいライト・マゾみたいなもんなんだから、もっとひどいメにあわせてやればいいのに。
 あ、だから、ゲーマーはシューティングが好きで、和製RPGが嫌いなのか。