案の定

 マーフィーの法則の発動ですよ。なんなんですか? なんで帰れないんですか? 帰って小説書きたいのに! オレの小説への狂熱が冷めてしまう。ファンタジーがオレを呼んでるんだーーー!


 ま、ね。仕事ちゃんと頑張らないとね。てめえの食い扶持ぐらいてめえで稼がないとね。世間様に何言ったて届きませんて。しゃーない。それは仕方がない。はい、諦めました。
 お袋様も親父殿からもよく言われましたよ。「やることやってりゃ何も言いません」


 とりあえず、ホテルからブラブラ歩いて、ブックオフでマンガを立ち読みしてました。「金魚屋古書店」と「おせん」 。なんだか無性にアカの他人に説教されたくなったので。
 「おせん」は面白いんだけど、主人公が強すぎることと、出てくる敵役がショボすぎるので、いまいち単行本を買うところまで行かないんですよね。一巻二巻は買ったんだけど。脇役がメインのエピソードの完成度は抜群なのに……。
 「金魚屋古書店」は、僕の中では完全に立ち読み専用マンガです。一巻だけ買いましたが、後はもう流し読むに留まってしまう。
 話の骨子が、人情とノスタルジーの繰り返しなので、貪り読みたいと思わないんですよね。基本的に、この作者の作品って「テレキネス」もそうなんですが、相談役のキャラがどうしても取り返したい過去があって、その過去を取り返そうとするんだけど、やっぱり、時間経っちゃったから「あの頃の思い出」には届きませんでしたわ、でも、こういうキモチ、大事だよね? という話で、すいません、もうお腹一杯す。ごっつあんした。と一話ぐらいでぼくは満足してしまう。まあ、美味しんぼでエビスビールでシャッキリポンってこった。