「やわらか戦車」摩擦。

 http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/838971.html


 この問題は個人的に、非常に興味深い。
 どのぐらい興味深いかというと、
amazon.co.jpでSDMXの2880円MP3プレイヤー(528MB)がいつのまにか6000円になっていて、上位機種(1GB)より高くなっている不思議」ぐらい興味深い。

 ざっと眺めた感じ、摩擦理由は、

  • 実際のところ、どこで広まってるの?
  • 電通もろもろのマスコミ利権が存在するんじゃない?


 という感じ。
 おおむね「マスゴミ」系列の炎上に属しますね。どうやら反戦謳ってるらしいので、今後の展開次第では、もしかしたら「サヨク」ルートに転じる可能性もありますが。
 可能性はいくつか推測できます。

  • 素直にグル説。(世の中、真っ黒だよ派)


 最近の2chを起点としたネット界隈におけるマスコミ信頼度は凄まじい下落っぷりを見せており、また事実として、報道機関の露骨にゲスい振る舞いが目につくようになっていて、この問題もその一貫という話。
 具体的に言うと、なんとかしてグッズ展開してお金に還元したいので文化庁主催の神戸アニメーション大賞をとらせて、箔付けを頑張ってみた。すわ韓流ブームに続く電通の放った刺客かっ!?


 これに関しての傍証としては受賞した部門は、ネット投票なのに、ネット・ザ・レギオン*1がほとんど何も知らないし、見たところで総じて評価が低い、ということになっていること。*2

  • 実は勘違い説。(世の中、まだまだ知らないことが一杯だよ派)


 2ch住人は時々、恐ろしいほど世間知らずになるというか、己の感情に一途すぎて爆走してしまうのは近頃のはてぶ界隈でのネットイナゴ=カラス問題でよく話に登る部分です。
 また「痛いニュース」というサイトには、ネット世界のアジ屋チックな部分がしばしば見られるので、過激な部分だけ抜き出してきているという可能性もありうる。
 よって、「やわらか戦車」について低評価を与えるひとたちは、視野狭窄に陥っており、実は彼らの知らないところでは人気があるんだけど、それはネット・ザ・アバド*3の守備範囲とは位相が悉くズレていただけという話。
 傍証としての参考:http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anime.livedoor.com/theater/2.html

 
 上記アドレスは作者のサイトへのはてブ言及ですが、肯定的なコメントが散見しており、このニュースが発生した10月29日以降においてもネガティブコメントはあんまり見られない。*4

  • 実はこれは陰謀だったんだよ! 説。(月刊ムーは滅びんよ、何度でも蘇えるさ派)


 実はこの「やわらか戦車」なるキャラクタは恐るべき暗号を秘めており、
 (中略)
 このように図式化すると、666の数字が現れ、
 (中略)
 これはかのレオナルド・ダ・ヴィンチが考案し、ノストラダムスが再発見した手法で、
 (中略)
 よって、「やわらか戦車」には「人類・総兵器化計画」の恐るべき予言が記されていたんだよっっ!



 他にも、
「件の作品はライドアのコンテンツで、かつて痛いニュースライブドアが運営しているという噂があったが、ライブドアがその宣伝として掲載。まずネガティブキャンペーンから入ってそこから好評を積み重ねていったほうがいいという2ch的反応を見事に読みきった戦略だった」
 というステキ陰謀論や、


 妥協した灰色決着として、
「やらせはやらせだったけど、固定ファンによるそれなりにまとまった票が入っていたりライブドアによる総力戦の結果、*5、これなら商売になると判断されたので、一位昇格された。つまり、順序として「商売ありき」「一位ありき」の企画スタートではなかった」
 という感じのいわゆる「毒にも薬にもならない凡百のグダグダプランニング」パターンが考えられるという話。


 

*1:「わが名はレギオン、我らの大軍なるがゆえに」 ――『新約聖書』マルコによる福音書 5章9節より

*2:これについては、サイト管理人の意図的なスレッド・クリッピングで、実は該当の2chスレでは上記とはまったく異なった書き込みがされている可能性があるのは留意されたい

*3:参照:http://www.is.seisen-u.ac.jp/~zkohta/bible/new_t/rev.html#rev09

*4:これについては、ネガティブな態度のブックマッカーが単に無視してるか、もう飽きた。もしくは意外と良識的なのか社会的デメリットを考慮した態度に出ている可能性もある

*5:ゴノレゴが24位だったという事実がある。コンテンツとして賞味期限がまだ切れていなかったことに驚愕