知り合いらとメシを食いながら、ダラダラと次世代ゲーム機について話す。


 転売ヤーの介入も負けず、ヨドバシでPS3を購入した友人D宅に行く。

 AV機器の横に並ぶPS3を指差して、まずは皆、爆笑。
A「うははは」
C「でけぇ! 本体、でけぇ!」
D「いやー、参ったよ。縦置きで置く場所なくって、どうしようかと。あ、触んな! ボケ! オレだってまだあんまり触ってないんだって、おい!」
 
 所持者の制止など聞きゃしやがらねえB、おもむろに床に置いた本体を持ち上げて

B「重っっ! なに、これ! これ何キロあんの?」
C「えっと、5キロだっけ」
A「わははは」
C「米袋じゃん。スーパーに売ってるよ! よし、米と交換してこよう。等価交換だ」
D「やーめーろーよー」
B「投げていい? ねえ、窓の外に投げていい? ムロフシばりにジャイアントスイングしていい?」
D「やーめーてー」
A「うわはははは」


 とりあえず座って、コタツを囲みながら、電源オン。

A・B・C「おー(なぜか拍手)」
A「ロゴ出た。プレステ3だって。カッキー」
C「まあ、大抵の新型商品がそうであるように、この感動もすぐ風化すんだけどね」
D「やめろよ、そういう言い方。ヨドバシに並んだことが虚しくなるだろ」
B「それほんとさー、バッカじゃねえの? たかがゲーム機に」
A「フェイトの時にアキバで並んだ誰かさんにだけはDも言われたくないと思うけどなぁ」
C「あ、ついたついた。ガンダムだ、ガンダム
B「わ、すげーすげー」
C「やっぱ動いてるのを見ると感動するねー」
A「お前、これどんぐらいやった?」
D「まだ一時間ぐらいかなぁ」
A「おもしろい?」
D「ビミョー。ジオニックフロント嫌いだったからなー」
B「あ、何? そっち系なの? ロンチなのにコアなん持ってくるねえ」
C「でも、ジオニックもPS2だかドリキャスでた直後ぐらいに出たんじゃなかったっけ?」
B「ちょっとやってみせてよ」

 すると途端にイヤな顔をするD。

D「えー、ヤダよー。これはオレが一人で楽しむんだから。見せ賃払えよー」
B「は? 何こいつ」
C「どーせ減るもんじゃあるまいし、カマトトぶってんじゃねーよ」
A「やっちまえ!」
D「やめてーーー!」
C「スタートボタンポチッとな」
B「ほほぅ、キレーじゃねえか」
D「いやー、離してええ!」
A「この滑らかな線、たまらんぜぇ」
B「へっへへ、動きもいいじゃねえか。まだちょっと硬い気もするけどな」
A「いやいや、そいつはこれからこなれていくもんさ」

 などと、まるで強姦魔集団とその被害者のようなやりとりが数分あって。
 再びコタツを囲む4人。(PS3については五分ぐらいで飽きました。ゲームとしてはとっつきにくかったので、ムービーだけで満足)

B「なんか他にやるゲームないの? ダルイんだけど」
D「買ってない。まー、やるゲームに関しては慌てないしね。メタルギアソリッドデビルメイクライの4出るまでとりたてて欲しいのとか、ないし」
B「FPSでなんかスゴイの出なかったっけ?」
D「え、知らない」
C「ほれ、『人狼』っぽい装甲着たやつがPS2でも出てた」
A「なんでそこまで分かってて、タイトルが出ないかな。『キルゾーン』だろ?」
D「ああー、トレイラーで出てたよな。あれは欲しいなあ」


 以下、次回。