コードギアス 反逆のルルーシュ 19話を見た。
ようやく追いついた。
物語がどこで決着するのか相変わらず見えないというか、一応、メインキャラの勝利条件は、
ブリタニア皇帝の殺害=現体制の打破だけど、現実的に考えてほぼ不可能なので、黒の騎士団による独立を承認させることで溜飲を下げると思われる。で、その工程はほぼ終了。限定条件ありなら勝算は高い。
なので、現在ではもう一つの目的=母の死の真相を知ることが物語の配分として、高い。
- カレン
自分探しでもう終わった。後はゼロに奉仕するだけ。
- スザク
究極的には、父殺しの贖罪=自分探しだけど、今回でほぼ終わった。後はユーフェミニアに奉仕していくだけ。
人間差別の撤廃。帝国内におけるリベラリズムの浸透。なので今後、ゼロの「弱いものの救済」を現実的にどう処理していくのかが問題となる。
- コーネリア
支配ブロック(=今回は日本)の完全支配。となると、究極的にはゼロの殺害が目的となるが、政治的詭弁を用いれば、黒の騎士団による独立国を認めることで、残りの支配ブロックから切り離すことはできる(そういう判断が許されるかどうかは別にして)。そうなると、独立機運をどう鎮めていくのかが今後の課題に。
現時点では不明だが、日本に関しては、恐らくもっとも現状維持に近いスタンス=日和見主義者。
軍部の掌握とコーネリアやユーフェミニアに貸しをつくる一方、各国とコネクションを深めることで、今後の後継ゲームに有利な足がかりを作ること。性質上、ゼロとはあまり競合しないことにので、ルルーシュの母親絡みでのみ食いつかれることになるぐらいか。
あれ? こうしてみると2クールでなんとかまとまりそうですね。キャラの関係式に終始すれば、かなり前向きにまとまりそう。やっぱアダム・スミスの言うところの共感能力は偉大ですよ。秘密を共有すれば皆ハッピー。
まあ、物語舞台としての大仕掛け=帝国に核兵器を落とすカタルシスとか若本皇帝とかギアス絡みのオカルトネタとかの解消はほぼムリっぽいので、どの辺りで2ndシーズンをアナウンスするかがキーになりそう。