地元の知り合いから電話がかかってきて、仕事で京都に通っていると語ったら、うらやましーとか言われたので、「遊びでいってんじゃないんだよ!」と冨野セリフ風のキレ方(真顔)をしたら、ドン引き&沈黙された。


 ストレスがたまってしょうがないので、ついに封印していた「氷と炎の歌」シリーズに手をつけました。
 本当は第五部の邦訳がはじまってからにしようと思ったんだけどなー。

 今、第一部の文庫三巻目中盤辺り。

 時間があれば、再読して精査したい。
 とくに作者、ジョージ・R・R・マーティンのキャラ作劇について。サブキャラクターが過剰に、外見と内面を乖離させている部分。
 全体としては主人公スターク家サイドと悪者ラニスター家サイドの二元論に落ち着いていって、スタークが勝利を収めるか、第三の闖入者にして機械仕掛けの神であるドラゴン族や不死者なんかの「異常」が複雑に入り組む二元論をめたくそにして、一つの方向に回収するか、どっちかだと思うんだけど、キャラクターの肉付けの仕方が面白い。連作短編集「タフの箱舟」で主人公タフのみに見られた「キャラの二面性」を長編ならではの伸び伸びとした筆致でやってる。
 だから、異常に分厚い。これは面白い。