昼ごろ、寝ていると知り合いから電話がかかってきて、来週コースデビューするというので、図書館に頼んでた本を取りにいってから、つるやでいろいろみつくろって打ちっぱなしに寄った帰りに本屋で「ガンダムUC」と「CYNTHIA THE MISSION」の六巻七巻とジャイアントロボの設定資料集を買って、こたつに入ってキーボードをたたきながら、はたと気づく。こんなことやってるから金が貯まらないんだと!


 客観として振り返ってみると、明らかに人生設計のなりたたない休日の過ごし方なのである。
 オタク寄りの嗜好をもち、ワーキングスキルとして致命的にどうでもいい書籍を読みふけり、ゴルフなどというコミュニケとしては飲み会より割高な遊びをやって、たまの夜にはどっかの盛り場で騒ぎって、あっれーーー? オレ、一人だけバブルってる? やばくね、やばくね? なんでこんないらんことばっかりするアホに育ったんだろ?


 ということで、ライトノベルが書きたいのである。具体的にいうと、どっかの賞レースに送れる長編を、である。だいたいからオレっちが今のように凄愴かつマヌケな生きざまをしなければならなくなったのも、ただでさえ金食い虫の腹ぺこ野球部員だったくせに、オタク趣味をもち、ヤンキーからオタクまで八方美人に付き合いのあるコウモリ野郎だったからで、それだってもっとさかのぼれば本が好きで、濫読のおかげで「浅く広い共通知識」という対人スキルを身につけてた成果であり、要するに本が憎い。今となっては本が憎い。ハンパに金をもったがためにたやすくレジにもっていけてしまう本が憎い。
 んで、ライトノベルを書きたい、というのは要するに、こんな僕のルーツに対する前のめりな復讐なのである。本の恨みは本で返せ。天使なんていないがためにオレは独力で現状を打破しなくてはならない。
 おお、過去のオレよ、見てみろ。お前が選んだ道は、ついにこんなにも間違ったオトナを生みだしてしまった!!! 現世はなんとひどい地獄だろう。まさに地獄とは天使の不在のことをいうのだ。
 
 つーわけで、それなりに金になりそうなライトノベルをちゃっちゃと書きたい。
 文芸はそもそも金にならんとかうるさいうるさい黙れ黙れ。いいんだよ! おれはこの修羅の道を逝くんだよ! 目指せサラリーマン作家だよ。転職スキルが貯まるまでどっちにしても埒が明かないなら、オレはこのオレが今もっている武器と情熱で前のめりに突っ込んで、ガツンなんだよ。

 
 さあ、ライトノベルに挑むぜ。しかし、自慢じゃないが、消費するばっかで創作をする習慣がほとんどない(衝動的にはなんか書いたりする)ので、まず、テンプレートを作成しよう。

 以下、新規カテゴリに譲る。