ダークナイトを寸刻みにしてみる。2
承前。http://d.hatena.ne.jp/y2k000/20081214#p1
バットマン、ゴードンと銀行で駄弁る。
- ここの会話もよく出来ている。前作との最大の違いともいえて、バットマンが社会にコミットメントしている様が描かれる。前作はアルフレッドとレイチェル、それから死んだ両親だけがバットマンの世界の全景だった。だから、前作では出てくるデバイス群も少年の夢想の延長だった。原理が分からないけど、すごいおもちゃ。ふりかえって、今作はガイガーカウンターを使って、警察=社会正義の道具について語る。むろん、どこから入手したかは分からない。それは、社会の側から半歩踏み出しながら、社会にいるという様子。やはり、これもジョーカーの社会に挑戦する様子との対比となり、同時にバットマン、ジョーカー、デントの流れにつながっていく。全体を通してみると、おそろしくシンメトリックな構図。
ウェイン、アルフレッドと駄弁る。
- デントについて駄弁る。前シークエンスの補強。なんとなくエゲレスなユーモア感が漂う。ここが、全体のなかで弛緩する場所なんだよねー。アルフレッドが出てくると。
レイチェル登場。
- なんで役者かわったんだろうなー。ケイティー・ホームズのティーンズな雰囲気が、バットマンビギンズの「子供のままの青年期」の物語にピッタリだったのに。ところで、知り合いが最後まで見終わったあとで、「なんか、この女マジ許せないだけど? スパイダーマンでも二股かけて、また二股かよ! どんだけ節操ない役柄ばっかなんだよ!」って、それマギー・ギレンホールちゃうがな! スパイダーマンのはキルスティン・ダンストですやん! ……まあ、似てるが。分からなくもないが。
デント、ゴードンと駄弁る。
-