今月のヤングキングアワーズを読む。

 気が向いたので、感想羅列。

  • ヘルシング
    • すばらしい。すばらしい。これが顔面力というやつか。
    • 登場人物の全てが性根の腐った狂人なのがすばらしい。
    • 後、どーでもいいですけど、エレナの聖釘のエレナって多分、あれですよね。コンスタンティヌスの母親。ゴルゴダから十字架引っ張ってきたっていう。
    • 以前に映画のコンスタンティン見て、色々調べたときに出てきたことをふと思い出した。
  • トライガン
    • またアクションシーンが分かりにくくなってきた。
    • この人のガンアクションの最高峰はマキシマムの三巻〓五巻だと思う。
    • その頃に比べてバストアップのカットが増えて、俯瞰的なカットがずいぶん減ったせいかなぁ。
  • ワールドエンブリオ
    • 恐ろしく評価しづらい漫画。
    • おもしろいのかおもしろくないのか、それすらも悩む感じというか。
    • 分かりやすく言うと、電撃文庫系?
    • 自分の求める面白さとはどうもベクトルが違うので戸惑う。
  • 朝霧の巫女
    • 相変わらず作者の精神状態に左右される漫画だなと思った。
    • なんとなくこのシーンは絶好調で書いている。このシーンは超欝モードで書いている。というのが伝わってくる。
    • いや、そういった背景からビンビンに伝わってくる綱渡り感がたまらないのですよ。まさに妖怪を取り扱うにはそういう部分が必要だと思うので。ほら、奈落を見つめるものはなんとやらってやつですよ。
    • その意味で、京極夏彦は好きではない。あの人は自分に自信がありすぎる現代人なので。いや、京極堂シリーズは好きなんですけど。作品全体の半分近くを占めるであろう作者の説教とかね。それはそれでたまらない。
  • 惑星のさみだれ
    • 出てくるやつがボケばっか。
    • ツッコミがトカゲのおっさんだけなので、キャラの掛け合いがちょっとだけ空回ってるような気がする。
    • 主人公のバレた→「よし、殺そう」という発想は好き。
    • 現代の若者らしいラジカルなタチの悪さですよ。これ。すげー極端つーか、漫画の主人公みたいなイマドキの若者みたいな漫画の主人公という循環型メタ論法というか。
    • ちなみに、その論法で行くと、映画化された「姑獲鳥の夏」における水木しげるの書いた紙芝居を読む水木しげるの役をやる京極夏彦というものはどういう扱いになるのだろうか……
  • アニメがお仕事
    • これはひどい漫画だ。
    • 何がひどいっていうと、善意と悪意が絶対に交わらない点がひどい。
    • いや、製作現場って始終ピリピリしてるんだろうから、きっと皆言葉が勝手にこぼれちゃうってことなんでしょうけど……ああいう露骨にヘドが出るような人間のクズっているんだろうか……などと、などと。