まず、シグルイを読む。


 ああ、ついにシグルイ・シリーズの量産態勢が整ったんだろうな、と思った。「駿河城御前試合」をやれる限りやるつもりなんだ、と予感しました。いまや完全に剣豪モノだもんな。
 これまでは虎眼先生が圧倒的なカリスマで、そこからトップダウン方式で「虎眼流」を書くことに終始してきたんだけど、彼が死んでしまって、藤木と伊良子の「剣士としてのありかた」が前面に出てきてる感じなんかは、いかにも剣豪モノだなー、と。
 しかも、先に現在があって、そこから過去に立ち戻って、「因縁」を浮き彫りにするスタイルとかは「駿河城御前試合」における構成の換骨奪胎ですよ。ここで原点に戻るのか、と驚愕しました。
 恐らくこれをフォーマットにして、シリーズ化を目論んでいくんだろーな。いってほしいなー。別に、「秘剣流れ星」の漫画化でもいいんだけどさ。