web取り置きが届いたので、『g.neo』(ファック文芸部)を読む。
世の中には確実にどうしようもない人間が少しずついて、そのどうしようもない人間というのは、根っからどうしようもないわけでは決してなく、人物を構成する部品の大部分はいたくマトモなんですが、ある一般人からすれば見えにくい部分が異常に肥大化していたり、収縮していたりするわけです。フィクション世界で一時、大流行したサイコさんなどがそれに該当します。そして、この同人誌を作った集団、ファック文芸部もまた該当します。
そして、そんなグループが何をするか、といえば、
書くんですよ。小説を。
以下、ざっくり個別感想文。
- まじかるゾンビー フラン
- ピグマリオンのしもべ
- マイベスト。アンドロイドの目的を「ユーザーの理想的なヒトに似ること」に設定した結果、何が起こるのか? というロジカルな小品。当然、これはヌルいエロゲーなんかじゃありませんからエライことになります。必然ですね。素晴らしい。
- 無駄な酒は落ちない。
- スラスラ読める。こう、なんというか白湯のような作品というか、好きなんだけど感想がでてこない。すっと入って、すっと溶けて消えるような印象。
- 小説『DEATH NOTE』
後半分は多分、明後日。