情報型アンチ/ダークヒーロー像についてメモ書き
羅列。後で整理。
命題
昨今の情報型ヒーローの増加。ジャンル:ギャンブルの少年漫画誌の参入強化はなぜか? 情報型ヒーローとはなにか?
仮説
競争化時代と格差社会における一発逆転、ゲーム的発想の蔓延。それと同時に一発逆転をただ安易に狙うのではなく、長いスパンでの生存を戦略するという視点から? そのために情報が不可欠であるという感覚の支え。
- 情報型ヒーローと従来の特訓型ヒーローの違い。
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- 特訓型ヒーロー 基本形
- リソースは事実上、無限。まさしくお前こそはSelf-Burning Engine
- 信じれば、世界を救うことができる。すべての善意はヒーローによって履行されるためにある。
- 敗北は約束された勝利への道。
- 小二病(まったく無邪気な世界観を表するとすれば)
- 情報型派生形
- リソース再分配型
- ステータスが固定されず、相手に応じて、しばしば強化されたりリセットされるタイプ。多くは武装強化/解除の形をとる。(特訓の変奏曲でもある)
- きわめて希なケースとして、主人公に圧倒的なリソースが付与される場合がある(通常は、不利な状況から始まる)
- −以上のように状況によって、与えられるリソースが逐一リセットされるパターン。ある種のゲーム型。派生形というより本流の一つか?
- コスト管理型
- 目標にかかるコストを常時計算するタイプ。利益を最大にするのではなく、なによりも消耗を避けるタイプ。ぶっちゃけ見たことない。(「おおきく振りかぶって」のようにトーナメント戦を大きな視点から見た作品となると、ONEOUTSの渡久地東亜だが、戦法の一つであって、徹底していなかった)
- 利益を最大にする=一発逆転のカタルシスを作劇上、優先することがおおいのでこのタイプは出てきにくいんだろう。そのへんの「手続き」は玄人趣味すぎる気もする。再検討。
今回は以上。また思いついたら書く。