いろいろと買った。

 休日、YES!!
 土曜日が休日出勤だったので火曜日に.75休(午後2時から出社の意)もらってこれで2.75連休。
 夜からは野暮用があるのでアレですが、本読んだり部屋の片づけしたりライトノベル書いたり買い物行ったりしてました。オーゥ、HISABISAのリア充。ガハハハ。・・・ハァ、人生って・・・楽しい・・・なぁ・・・・


 まあ、そういうわけで買って読んだものの感想。

 この漫画が今年中に発売されたことをまず喜ぶべき。
 どのぐらい好きかというと、DJ OZMAぐらい好きというべきか。
 DJOZMAがそれまでの「バカ熱ロック」のキャリアを捨てて目指した活動で昨年の紅白で花開いたように、木村紺もまた「神戸在住」で培ってきた「わたし」視点の「日常淡々系」の名手というキャリアをぶん投げて、新しい位置に到達したという意味で。
 
 アフタをまだ購読してた頃、読み切りで載って以来の好きすぎる作品だったけど、「体力使うだろうから短編集に収録かなー」とか思ってたら連載決定して、うひょーとか思って、単行本でたので嬉々として読む。幸せすぎる。
 個人的にツボだったのは「45分ぐらいコンビニで立ち読みしてきます」。
 ここのおもしろさはちょっと複合的で頭によぎったことを羅列するのが難しいんだけどあえて散文的に書けば「お兄ちゃんもだえすぎ察しすぎこの場面で股間おさえるな45分の45はナニが根拠ジョーさんとのアレで割り出した自分基準の経験則かだとすればイチャイチャタイムを飛ばして45分というのはなるほど妥当な数字ということはジョーさんとのセックスはやはりケモノのような特化運動もしくは45分がイチャイチャタイムも加味しての推測ならばリュー君よりも自分のほうがオスとして上位に立っているという発想おそろしいなお兄ちゃん小鳥のような顔と言動からにつかわしくないほどの野趣」。

意味が知りたいやつは買え。そして、読め。

  • ツレビト2巻

 ゴチャゴチャ噴き出してくるオブジェクト! ねじれ空間! ウネウネと刻みだす陰影! 感応的な少女レイプ!
 ああ、癒されるなぁ。どこをとっても僕の大好きな吉冨明仁だ・・・。
 誰がどう言おうとこれは傑作「EAT-MAN」の続編ですね。
 EAT-MANのボルト・クランクを外側から見直した作品というか、依頼者→冒険屋にスライドしていく過程をマジマジと眺めているというか。
 いい作品です。

 宛て先が時々、団塊世代っぽいのがなんかミョーに伝わってくるんですよね。
 主人公バナードの周囲設定とか。もちろん出してくる設定そのものはある程度、普遍性を持ってるもの*1なんだけど、大企業へのエスカレータの工業高校とか「アメリカンティーンズパーティ」とか安保闘争への巻き込まれ風の入団*2とかローマの休日とか、時々センスが古いっすよね。なんか。宇野常寛あたりが嬉々としてツッコんでくさしそう。
 ただ、「大人(30〜40代)のためのガンダム」と銘打ってるので、逆算してあえて作っているとも言えなくもないので、この古さは意図的なものなのかもしれない。現行での宇宙世紀で最新長編にあたる「逆襲のシャア」もどうにも古臭いレトロな絵面だったしねえ。(もちろん、悪い面ばかりではなく、そこにこそ見いだせる良さもある。当然の話)

 作品としては骨太で面白いんですよね。読んでてめちゃくちゃ楽しんでるし、アニメ化されたら間違いなく見ると思う。
 やっぱ二次創作もこんぐらいやらないとダメだよなあ。
 






 
 

*1:ズレてる感とかはヒネた青春物にはつきものの感性だし戦争、お姫さま、ロボットなんかの非日常が進入してきたりするのも

*2:ラプラスの箱は宝物争奪戦という普遍であると同時に、これまでの作家「福井晴敏」の活動からアメリカ←→日本間の関係に致命的なものをもたらす重大な秘密と読み替えできる