メタルギアソリッド4の小説を読んだよ。

伊藤計劃の新刊なので、どうかなーと思ってたら、びっくりするほど虐殺器官でした。いや、虐殺器官がMGSの本歌取りだから、こっちが本歌でいいのか。

ゲームのほうはやってないので、こっちがどのぐらい原案に忠実なのかぜんぜんわかんないんだけど、ものすごいつじつまあわせ力というか。シリーズ総決算! 売り尽くしセール! みたいな感じ。
あと、キャラの童貞力が高まってる。メリルのヒステリックさをもてあますスネークとオタコンの姿はキャットウーマンをもてあますバットマンとロビンにも似て。あと、雷電雷電はよかったな。MGS2のときも好きだったんだけど。異常状況に放り込まれた目端の効く青年がどう対応するのかっていうのは、ボーン・アイデンティティであるとか、小説プラネテスとかみたいで。


リキッド・オセロットはやっぱりキラキラしてた。でも、リキッドがらみのおもしろさは声優力のおもしろさでもあるんだよね。

以下、次回。