ライトノベル色々と読んだ。
だいぶ時間経っちゃったけど、だいたい覚えているので感想書く。
ネット上で評判よかったやつを適当に拾ってみた。
一巻のみ。カラっと読めるいい作品。主人公がかわいらしくて驚く。まさかの男萌え。
今後、個別の家族問題に確実に踏み込んでくるだろうモチーフが随所でちりばめられているので、完全に続巻読みを推奨されており、どうしようか悩み中。
合わない。
が、作者が描きたいことが全開なので、全力で肯定する。
文章は(自意識過剰ぎみの僕ちゃん系なので時折イラっとくるが)記事書きやってるって設定の語り手らしく、そこそこキレのよさは感じるし、ギミックの仕掛けも気持ちいいし、キャラ立ちもよくて、それでなにが気に食わないかというと「粋な少女たちと音楽合戦でぶつかって、それで?」という成長/発展性のなさ。後述する「銀色ふわり」と同じく、そこまで書いておいて、じゃあ「私は/貴方は/彼は/彼女は何を得た/失った」という契機からの何事かが喪失していて、「オレたちの戦いはこれからだ」ってそんな文学な!
という激しい不満。まあ、読みようによっては書かれていると言えなくもないんですが、オレが欲しいモノとズレがある。まあ、個人的な趣味なので、いいっちゃいいんですけど。
歯を食いしばって読みましたが、とくに得るものもなかったという。
この作品読んでる辺りで、キャラがオトナしすぎて諦めているライトノベルが僕好みでないことにようやく気づく。
幻想的ななにごとかをモチーフにしているので、それまでの普遍がガラガラと崩れ落ちるラストを期待したりとか、なんかすごくグッとくる動機なり種明かしなりを期待するわけなんですが、反してあくまで淡々と処理されるのは、まあ、そういう作品もあるかって感じで理解できるんだけど、主題に関わる部分が意図的な「記号的なキャラクタ」を起点にしているため、そこから進展もクソもなく、ひたすら安寧になだれ込むため、かえって幻想性もへったくれもなくなっているという。え? マジで。そこで閉じるの? みたいな感じ。
- プリンセス・ビター・マイ・スウィート
あ、ありのままに起こったことを話すぜ。
手に取った雰囲気でツンデレ系の萌え学園ラブコメだと読んでいたら、いつのまにか月姫を読まされていた。
いろんな処理の仕方が前回のシリーズ読むこと前提になっていて、相当ムっとする。戯言シリーズもそうですが、凝ったタイトルでナンバリングがなくて、まるでどこからでも読めますよ風の体裁整えといて、完全に引き継ぎ型で以前の話を知っておかないとついていけないってふざけんなボケ!
- まとめ
ライトノベルはあいかわらず当たり外れが激しくて面白いです。手の出しやすさが魅力なので、しばらく色々拾ってみようと思います。