全てがツンデレになる。
- 多分ね。ツンデレが好きな人ってのは、結局「自分を甘やかして欲しい人」だと思うのね。
- ふりかえってツンデレってのは、現実でイチャイチャできないオタクの理想郷なのよ。
- つまり、ツン=現実 デレ=虚構っていう二項対立が内在するテーマなわけ。
- だから、デレがセカイ系になる。一個人のデレ=理想郷だけど、結局は周囲のツン=うまく行かない人生になる。だから、メタでもある。
- ツンデレってのは「こんだけいちゃついてるのはいいけどさ。実際問題としてはありえねえよな」というオタクの絶え間ない現実との整合をつきつけてるわけ。
- そう考えると、どこぞの哲学者だかオタキングだかの言う「動物化するオタク」なんてもういないのよ。いたとしてもそれはもはや絶滅危惧種。
- そりゃまあ、あいかわらずキャラ萌えオタクだっているのは事実よ。「〓〓たん、萌え〓」とかそういうのは。でもさ、げんしけんだとか改蔵みたく自虐ネタを笑える「すましたオタク」が跋扈する今となっては、オタクそのものがツンデレなのね。絶えず、内面の葛藤に苦しんでるし、もだえてる。社会との整合をいかにして取るのかに悩んでる。
- つまりね。ツンデレってのは、動物化するオタクじゃなくて、人間化するオタクの象徴なの。これは電車男の登場でにわかにスポットのあたった「オタクの社会化」にも関係あることだろうけども。
- そうした意味ではコンテンポラリーっていうのかな。まさに「現在進行形の現実世界におけるオタクそのもの」を指しているから、ツンデレは人気があると思うのよ。
- 今まで言及はずーっと避けてきたんだけど、『http://d.hatena.ne.jp/nand/20050823/p1』におけるnand氏の主張ってのは、だからものすごく正しいのね。世に遍く女人がツンデレであるってのは。ただし、彼だか彼女だかの言ってるのは、明らかにオタクの求めているツンデレじゃなくて、どこまでいっても「ツンデレらしきもの」なの。
- それは『http://internet.kill.jp/d/200509.html#d01_t1』の中でxx氏が言ってるけども、ツンデレってのは元来からキャラ属性にすぎないってのもあるし、ツンデレを求めているオタクってのは、結局「自分を甘やかせてくれるモノ」を求めているわけで、「自分に甘えてくるモノ」を求めてないから。
- だって、自分に甘えてくるモノってのは、いわゆる「妹キャラ」の役割ですよ? そして、世に遍く女人は決して「妹キャラ」になれないんですよ。
- だって、想像してみ? 会社の同僚や、学校の知り合いが「おにぃちゃ〓ん」なんて甘えてくる姿を。
- 普通にキモいっしょ? ムリっしょ? 耐えられないっしょ? 病院行け。ただちに。って言いたくなるっしょ?
- だからね。オタクが呼ばわるる「いわゆるツンデレ」ってのは現実には存在しえないの。どうあがいたって。哀しいことに。ツンデレは「すましたオタク達」すなわち自分自身の投影にすぎないから。自分を可愛がれるのは自分だけで、他人はまったく必要じゃないの。
色々めんどいので、テキトーに箇条書きを羅列。書き終わるのが早い早い。十五分とかからず。
さすが箇条書きマジックだ、書きなぐってもそれなりにまとまっているように見えるぜ。
そのうち改訂予定。
無論、いつものごとく予定は未定。