[漫画][小説] 色々と読んだ。

黒い時計の旅 鼻血が出るぐらいおもしろい。暴力とポルノと強烈な語り。語りが暴力であり、暴力が語りでもあり、その語りは暴力は、歴史ですらある。その古川日出夫的な、あまりにも古川的な何事か。 今、「聖家族」を読み進めているんですが、同時期に同じ…

[ノベル血風帖] エクストリーム・辞任劇

「では、辞任をお考えに?」 「ええ、民意に沿うかたちで」 その瞬間、記録は達成された。後ろで控えていた秘書がシャンパンをあけて、喜びの声をあげた。 「おめでとうございます! 大臣」 すると、齢60の男が言う 「おいおい、私はもう大臣ではないよ」 …

知り合いらとだらだらとヲタ界隈について駄弁らない。

A「ショックな出来事があった」 B「なに?」 A「妹の彼氏がやおい本に夢中なんだ。で、おれにまで勧めてくる。死ぬ。やばい」 C「わ、オトメンだわ」 B「オトメンってなに?」 意味を知らないBを横目にCとD。 C「ねえ、奥様オトメンですって」 D「まあ、オト…

知り合いとだらだらと日々のことについて駄弁る。

ファミレスでなぜ駄弁るのか? それはそこにファミレスがあるからだと返して、それってなんの意味にもなってないよね、美しくないし。とかなんとか言った後。「松屋で『新米届きました』みたいな旗を見たんだけど、あれがいっそ『事故米届きました』だといっ…

 知り合いらとダラダラと最近のマンガとかについて駄弁る。

二十面相の娘 「20面相の娘を読んだわけですよ」 「ああ、なんかだいぶ前に薦めてたときに、設定と表紙見てものすごい拒否ってたのに。結局読んだんだ」 「読む本なくってさ、マンガ喫茶で目を通したんだけど、書かれている世界観がものすごい「レイプファン…

 平常運用

世の中いろいろありましたね。僕もいろいろありましたが、ともあれいつもどおり。

近況弟を亡くしました。 今、帰省して収まった棺のまえで火の守をしながら目の前にいるんですが、その前日、仕事中に訃報をうけて、駆け足で病院いったんですよ。一人暮らししてて車で40分ぐらいのとこにいたから。そこで、死に顔見てから、田舎から飛び出…

 スカイ・クロラ メモ

ダークナイト2回見てきた。 ヒーロー・ノワール*1という新しい傑作だと思った。 それはさておき、スカイ・クロラである。ダークナイトのように手放しで傑作だ、ともいえないんだけど、なんかとりつかれてる。 ちょっとバラバラと思いついたことをこれから更…

 「スカイ・クロラ」を見たよ。

すごいものを見たと思った。 これは視点の映画だと思った。或る状況が立ち現れて、そこに或る人格がいて、それに起因する無機物と有機物の営為がある。 そして、その営為はデザインされている。 不足はないが、充実も、ない。そんなデザインは、完成度をいた…

攻殻機動隊2.0 を見たよ。

豊かな映像経験でした。そうだよな、映画は映画館で楽しまないとなってそんな気分になれる。 パンフレットを読む限り、もともとは音響周りをリニュアールするだけのつもりだったらしい。で、押井守がどーせならいじれるところはいじろうっていって、CGを足し…

 ライトノベル進行中

現在、25%ぐらい。 全体的にどーもマジメすぎる気がする。文章を書くことがなにか高尚なもののように据えてしまっているというか。良くも悪くも書きなれしてないがための自意識が出てしまっているなーとか自覚する。 これでは商業的ではないなーとか思い…

 フィルター、ペルソナ、電脳コイル

ペルソナ4を予約しました。平野耕太が大喜びするぐらいメガネ率がすごいことになってて、笑いました。 登場人物が全員メガネなのは、ペルソナの召喚機がメガネだからだ、と踏んでるんですが、これで出てくる大人がメガネかけてなかったら、電脳コイルだよな…

 知り合いらとダラダラと最近の漫画とかについて駄弁る。

ちょいと話題の・・・ 「『百舌谷さん逆上する』は読んだかい?」 「読んだとも。実に甘ったるい物語であったよ」 「なんと、あの作品が甘ったるい、とな?」 「だって、主人公少女は自覚的なツンデレなのだよ。これは最終兵器に等しいと思わんかね?」 「ツ…

メタルギアソリッド4の小説を読んだよ。

伊藤計劃の新刊なので、どうかなーと思ってたら、びっくりするほど虐殺器官でした。いや、虐殺器官がMGSの本歌取りだから、こっちが本歌でいいのか。ゲームのほうはやってないので、こっちがどのぐらい原案に忠実なのかぜんぜんわかんないんだけど、ものすご…

 進行中

ライトノベルをぼへーっと書いています。 進捗状況20%ぐらい。 以下、考案中のネタをつらつらと。 よつばと+シンシティ的作劇に、シンギュラリティ(字義的なそれではなく、今我々のある社会が覆って、かつもはやそれが常態化している)以降の世界観。 …

バイバイン制度

知り合いと呑みにいって、「そういや裁判員制度もうじきはじまるのよねー、ニュースとかでよくやってるよねー」という話をする。‐何はともあれ、「あなたは人を死刑に出来ますか?」論調が非常にウザいというコモンセンス。 そんなこと言われたら、思わずぶ…

[映画][アニメ] 新世紀ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 を見たよ。

劇場で見たのは、去年、封切日にシネリーブル梅田だったんだけど、後ろの客がうるさくて、振り返って見るとなんかオタクっぽくないヒョロそうなボケが二匹、「シンジ、やっぱうぜぇ」「なんか絵がショボくねー?」「なにこれ超ダイジェストじゃん」とかもう…

 「PSYREN」が残念なことになった件。

ジャンプでなにが一番楽しみかというと、この作品。 00年代というものがあるとして、それにもっとも過敏に応えていると思う。 たしかに地味なんだけど、絵はシャープだし、ジャンプテンプレートを使いながら*1それに振り回されずに使いこなしてきていた点*2…

 いちまんねんまえから君がうごかなくなるまでバットがとまらない。

グランドセフトオートである。xbox360いわゆるハコマルの海外版新作を知り合いの家で心行くまでに楽しんできた。 グランドセフトオートといえば、なにより思い出すのは数年前、3で起こったとある情事の顛末で、バット一本抜き身をぶら下げて道行く車…

書かずにはいられないいくつかのこと

ジャッキーが聖火を守るらしい。 「聖火はオレが守る! 我はと思うものはかかってきやがれ!」とエクストリーム・カンフーマスター宣言。 俄然、沸き立つボンクラ魂 映画化決定(脳内で 聖火の守人として、得体のしれないものたちから儚い灯火をまもるべく、…

 最近の出来事とか。

‐チャンピオン新連載「覇道」が開始20ページにして最高潮の件について「すごいよね。チャンピオンテンプレート」 「初手からすごいやつがバンバン出てきて、なんかしらんうちにものすごく盛り上がってる」 「ヤンキー漫画の極意ですよね。これがジャンプだ…

 フルメタル・パニック!の最新刊を読む。

ここでまさかのグノーシス思想。まあ、現世否定はフィクションの世の常だけど。シチュエーションが色々できすぎてるので、*1、気づいてちょと楽し。 そして、随所で挟まれる繰り返されるチョイス&プレイ。 これはもしかしてゲーム的リアリズムってやつか!…

 いろいろと読む。

‐ギャンブルフィッシュ どう読んでも少年漫画版ギャンブルテイスト「オークション・ハウス」に見えてしょうがないんですが、周りからはあまり賛同を得られない。 新キャラ登場の仕方が明らかに小池一夫テイストなんだけどなあ。すごいやつメソッド的というか…

 うのたん

最近の宇野常寛はあんまり叩く気にはなれなくなってきて、なんでかっつーと、昔の芸風は「いいから、てめえの青いケツ、出せ! 「オタク」で喰ってるオタクライターのくせにごちゃごちゃガタついてんじゃねえぞ、ボケ。波打ち際で韜晦してんじゃねえ。深瀬に…

スマブラ買ったよ

とりあえず30分ぐらい触る。めちゃくちゃ下手になってて笑う。小ジャンプができねえ!! 使用コントローラーはヌンチャク。なぜか異端扱いされる。そんなバカな。そんなバカな。だってこれWIIのソフトなんでしょ? 崖復帰で高速小ジャンプをやろうとして…

 最近のよしなしこと。

月曜日。 泣くほど忙しい。 火曜日。 全然関係ないところで発生したクレームが百万オーダーのビッグサプライズで事後処理に追われる。OEM商品で工場出荷段階でも目につく瑕疵だと思われるのに、東京本社の商品管理部門から電話がかかってきてオレの営業力…

セルトビレッジ物語 

慈善で偽善の法務家だった父さんが遺したのは書斎と一枚の地図にアパートの紹介状、それと16歳の僕が背負うにはかなり荷が勝つ借金だった。 そしてそのうち、最終的に手元に残ったのは地図と紹介状で、後は野となれ山となれとばかりに僕は小さな家を放り出さ…

 ここは私道なので、進むべき道を間違ってもなに一つ問題ないのでござるよの巻

近況 あけましておめでとうございます。 どのぐらいめでたいかというと子供ができたかもしれないと年末に女の子にいわれてやっぱり勘違いだったかもしれないごめんねてへとか言われててめえふざけんな年越し直前までガタガタ震えながらそんなばかなそんなば…

いろいろと買った。

休日、YES!! 土曜日が休日出勤だったので火曜日に.75休(午後2時から出社の意)もらってこれで2.75連休。 夜からは野暮用があるのでアレですが、本読んだり部屋の片づけしたりライトノベル書いたり買い物行ったりしてました。オーゥ、HISABISAのリ…

小説プラネテス 家なき鳥、星をこえる(著:常盤陽)

ハキムいいですよねハキム。マジメで頑固な好青年がガシガシ削れていく様がいい。川底を転がる石のように丸くなる人生にはならず、決定的に亀裂が走ってそのまま砕けるストーリィ。 この残酷でその実、ナイーブな青春物語を「新人」作家が書くという時点です…